就職氷河期世代の方の中には「思うように年収が上がらない」、「貯蓄ができない」といった悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
学校卒業後の就職に苦戦したこともあり、十分な資産形成ができていない方も少なくないでしょう。
一般的に「就職氷河期世代」とは、バブル崩壊後の1993年から2005年の間に学校を卒業し就職活動を行った世代のことを指し、2023年現在40歳代や50歳代前半の方が当てはまるとされています。
就職氷河期世代の方の平均年収や平均貯蓄額はどのくらいなのでしょうか。この世代のみんなの年収や貯蓄について解説していきます。
1. 就職氷河期世代の平均年収は約520万円
国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、40歳代や50歳代前半の方の平均年収は約520万円です。さらに細かく、男女別に5歳刻みでの平均年収を見てみましょう。
1.1 40~44歳の年収
- 男性:602万円
- 女性:335万円
- 平均:491万円