2.2 日本文化好きなどからは好反応

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一方で、アニメや漫画を通じて日本を好きになったという人や、日本語副専攻の人もいるため、そういう人たちからは特に歓迎を受けます。

「異文化コミュニケーション」という授業を取っているのですが、その中で日本に関する話題があると、「それは本当なのか」どうか意見を求められることがあります。

例えば、授業では「ことわざはその国の性格や特徴をあらわす」という話題がありました。その際に、教授が日本の「出る杭は打たれる」を紹介しました。

アメリカ人正規学生たちはその意味を知ると、「オーマイガー!」と叫んでいました。アメリカはどんどん自分の力を伸ばしていこうという雰囲気があるため、真逆の意味がある「出る杭は打たれる」は衝撃的だったのでしょう。

私が日本から来た留学生であることは、教授も周りの学生も知っているので、「このことわざは本当に使われるのか」と確認されました。衝撃を受けつつも、周りとの協調を重んじる国だからこそ生まれた言葉だと理解してくれました。

そういう場面では、私は単なる留学生ではなく、日本代表として扱われています。緊張もしますが、日本人として意見を発信する機会があることが嬉しいなと感じます。