東京弁6. ~さ

「~さ」は、「今日さ」「あのさ」「○○さんがさ」など色々なときに使用する東京ならではの語尾であると考えられます。

関西だと「~な」を使って「今日な」「あんな」「○○さんがな」と言うことがあるため、上京したてのころは新鮮に聞こえる関西人もいるそうですよ。

東京弁7. なにげに

takayuki/shutterstock.com

「なにげに」も、東京ならではの方言だと考えられます。

もともとは標準語で言う「なんとなく」といった意味でしたが、近年は「意外に」「なかなか」といった意味でも使われるようになっているようです。

東京にも方言はある!?いつもの会話を振り返ってみると新しい発見があるかも

標準語とは主にアナウンサーが使うような言葉で、普段の何気ない会話のなかには東京ならではの言い回しが含まれていることが分かりました。

東京には「山の手言葉」と「江戸言葉」の大きく2種類の方言があり、特に「山の手言葉」は標準語のベースになっているため、方言とは気づきにくくなっているのかもしれません。

いつもの会話を振り返ってみると、実は方言だったと気付くような新しい発見があるでしょう。ぜひ会話のネタにして、東京弁かもしれない言葉を探してみてくださいね。

参考資料

太田 彩子