東京にも方言があるの?標準語との違いは?
東京弁(東京方言)とは、主に江戸や東京で使われている言葉や言い回しのことです。
主に「山の手言葉」と「江戸言葉」の2種類があり、山の手言葉は明治時代に、江戸言葉は江戸時代ごろから使われるようになったと考えられています。
特に山の手言葉は標準語のベースになった言葉とされており、現代人も日常的に使っているフレーズがいくつもあります。
今も使用する機会があるうえ、標準語の基になっていることから、東京にも方言があるとは気づきにくいのかもしれません。
東京弁と標準語を見分けるポイントとしては、アナウンサーが使うような言葉かどうかが挙げられます。
アナウンサーが使う言い回しが標準語で、その他の口語的なフレーズのなかには東京弁が混ざっていると考えて良いでしょう。
関西人にとっては、一瞬意味がわからないこともあるようです。職場で耳にするフレーズから例を見ていきましょう。
関西人が一瞬わからない!職場で耳にする東京弁7選
それでは、東京弁には具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
今回は職場で耳にする東京弁を7つピックアップして紹介します。
東京弁1. かたす
「このファイルかたしといて」のように、職場で頻繁に使う「かたす」。
漢字にすると「片す」で、標準語だと「片付ける」と表現できます。
もともと「片付ける」と言っていたものを省略し、「かたす」と言うようになったそうです。
ちなみに関西だと「なおす」という言い回しもよく使います。