物価上昇とボーナス増加の一方で9割の人がお小遣いが増えていない?
ソニー損害保険株式会社は、値上げラッシュが始まる前の2020年と比較したお小遣いの変化や実態を調査しています。
調査概要は下記のとおりです。
- 調査タイトル :ソニー損保 2023年冬の最新お小遣い事情に関する調査
- 調査対象 :全国の20代~50代で持ち家家庭かつお小遣い制
- 有効回答数 :800名
- リリース公開日:2023年11月27日
上記調査の結果、近年においてボーナスの増加や物価上昇が続いている一方で、約9割の人がお小遣いの増加はしていないと回答しました(【図表4】参照)。
73.4%の人は「変わらない」、16.1%の人は「減った」と回答しており、お小遣いが増えた割合は10.5%と1割にとどまりました。
お小遣いの平均額は「2万7717円」で、男性平均は「3万5139円」、女性平均は「2万220円」となっています。
年代別でみると、20歳代が「2万7083円」、30歳代が「3万1547円」、40歳代が「2万3500円」、50歳代が「2万8753円」となり、30歳代が最も高い結果になりました。
国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、年代が上がるにつれて全体の平均給与も上昇傾向にあり、50歳代が最も平均給与が高くなっています。
50歳代前後で平均給与が高い一方で、お小遣いの平均額は30歳代が最も多い背景として、30歳代から徐々に給与が上がり始めることに加えて、独身世帯や子どものいない世帯が多いことが要因として考えられます。