壁やフェンス一面に豪華な花を咲かせるつるバラ。来年もまた数多くの花を咲かせるためには、本格的に寒くなるまでに枝の剪定や誘引をすることがポイントです。

今回は冬の大仕事のひとつ、つるバラの誘引や剪定のコツを紹介します。初心者にも育てやすいつるバラのオススメ品種も参考価格とともに見ていきましょう。

つるバラの剪定のコツ

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葉を取り除く

12月になると葉が乾燥して黄色くなります。なかには病気にかかっている葉もあるかもしれません。枝ぶりがよく見えるように、剪定する前にすべての葉を落としてしまうのがオススメです。

葉はハサミなどで切り取るのではなく、付け根も一緒に取り除きます。その際、枝を持って手で上から下へしごくようにこすると簡単。トゲが刺さらないように、分厚い手袋をはめましょう。

古い枝や細い枝を切り取る

つるバラは今年伸びた新しい枝から、多くの新芽が出る習性があります。3年以上経って木質化したような古い枝や、ヒョロヒョロと細い枝はカットしましょう。

全体のバランスをよく見ながら、交差した枝や将来伸びると混み合ってしまいそうな枝も間引いておくのがオススメ。若くて元気な枝を翌年の主幹として残します。