物価高に負けない老後資金の準備を
今回は現在の70歳代のお金事情について見ていきました。
長寿化が進み「人生100年時代」と言われる現代では、「70歳代」はまだ老後生活のはじまりに過ぎません。
昔と異なり、潤沢な公的年金や退職金が約束された時代ではないため、自分で老後資金を準備しておくことが大切です。
数十年前なら、銀行の定期預金などに預けておけば十分な利子がついていたため、リスクを背負って投資せずとも資産を増やせていました。
しかし、今の時代は「超低金利」×「物価高」です。
貯金していたとしても、物価上昇よりも金利が低いため、実質的には資産が目減りしていることになります。
預貯金以外の資産運用にも目を向け「物価高に負けない、老後に向けた資産作り」に取り組んでみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 厚生労働省「第8回社会保障審議会年金部会(議事録)」
- 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2022年(令和4年)詳細結果-(二人以上の世帯)」
- 厚生労働省「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
菅原 美優