Counterpoint Technology Market Research(以下「カウンターポイント」という)は、2023年上半期のEV用バッテリー販売量を発表した。

出荷量は前年同期比+54%と急増しており、搭載バッテリー総容量は300GWhに達した。

世界シェアトップは、引き続き中国のCATL (Contemporary Amperex Technology Co., Ltd.、寧徳時代新能源科技)が2位に倍以上の差を付けた。

シェアの内訳を見ると、中国と韓国のメーカーで90%超を占めて寡占化が進むなか、4位にパナソニックがランクインしている。

EV用バッテリー市場における自動車メーカー別販売シェア

出典:カウンターポイント社Global EV Battery Tracker, Q2 2023

EV用バッテリーを使用する(車両に載せる)主要地域は中国、米国、欧州となる。

そのまま完成車メーカーである、「Tesla(米国)」、「BYD(中国)」、「Volkswagen(ドイツ)」にあてはめることができる。

上記3社は、2023年上半期に販売されたEV用バッテリー総容量の45%を使用して車を製造している。