老後は年金がいくらあると安心なのか
続いて、「年金は月額いくらあれば十分だと感じますか?」という問に対し、「20~24万円」(31.8%)と答える方が一番多い結果になりました。
- 15万円未満:2.3%
- 15~19万円:10.2%
- 20~24万円:31.8%
- 25~30万円:29.5%
- 30万円以上:26.1%
20万円以上未満の方は12.5%のみで、残りはそれ以上必要だと感じています。
ただし、厚生労働省「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、実際に年金を月額20万円以上受給できている方は15.46%のみです。
男女でも差があり、男性は22.49%、女性では1.22%しかいません。
夫婦世帯であれば合算した金額が収入となりますが、それでも「理想とする年金」と「実際に受け取れる年金」にはギャップがあるといえます。
みんなが「老後に向けて実際にしている準備」とは
老後に向けて、「年金だけでは生活が不安」と感じている方は多いでしょう。
2019年にはいわゆる「老後2000万円問題」が話題となり、年金以外に2000万円もの大金を準備しないといけない、という焦りがより大きくなりました。
実際には「2000万円」という金額にこだわる必要はなく、それぞれの家庭環境や仕事の有無、年金額等によりシミュレーションすることが大事です。
では、実際にどのような老後対策が行われているのでしょうか。
先程のアンケートにて自由記述の回答を募ったところ、大きく分けて「資産形成」「支出削減」「相続対策」「健康づくり」の声が挙がりました。
老後に向けた資産形成
- 年金保険
- 貯金
- 投資
- 住宅ローンの完済
- 国民年金、厚生年金の他に毎月3万円程の年金型の保険に加入している
- Ideco・つみたてNISAで資産運用
- 娘夫婦が住んでいる近くのマンションを探している
- 高配当株への農耕的投資
- 株式投資
- 投資信託、株
- つみたてNISA、高配当株
- 資産運用
- 確定拠出型個人年金 つみたてNISA 財形貯蓄 財形年金貯蓄
- 定期預金、外貨預金、株式
- 株式投資、ソーシャルレンディング、暗号資産、不動産投資
- 個人年金、ポイ活、ポイント投資
- 毎月1万円の積立。もっと積立額を増やしたいが今は給料が少ないので増やせない。