2.3 80歳〜89歳「国民年金」の平均年金月額

  • 80歳:5万5483円
  • 81歳:5万7204円
  • 82歳:5万6981円
  • 83歳:5万6815円
  • 84歳:5万6828円
  • 85歳:5万6404円
  • 86歳:5万6258円
  • 87歳:5万5994円
  • 88歳:5万5560円
  • 89歳:5万5043円

2.4 国民年金額が「65歳未満・65歳以上」で異なる理由

そもそもの金額が少ないため、厚生年金ほどには「65歳未満・65歳以上」の違いが見られません。しかし、やはり65歳未満は少ないようです。

これは、繰上げ受給を選択したことにより、年金額が減額されていることが考えられます。

3. 繰上げ受給とは?年金の減額に注意

ここでは、年金の繰上げ受給について詳しく解説します。

例えば定年退職が60歳の方などは、年金支給が開始となる65歳まで無収入となってしまいます。

私的年金や貯蓄の取り崩し、その他の労働収入でカバーする世帯もありますが、これらが難しい場合には「年金の繰上げ受給」の選択が可能です。

最大60歳まで年金の受け取り時期を早められる制度ですが、年金額が減額される点に注意が必要です。
年金の繰上げ受給により減額される減額率は「繰り上げた月数×0.4%」です。

※昭和37年4月1日以前生まれの方の減額率は、0.5%(最大30%)となります。

減額された年金額は、65歳になっても元に戻ることはなく、生涯にわたり継続されます。

ただし、早く寿命は誰にもわからないから早く年金をもらっておきたい、と言う方もいます。

考え方はそれぞれなので、メリットとデメリットを知った上で自分に合う方法を検討したいですね。