50歳代「貯蓄ゼロ」でも過度に不安視する必要はない

このように50歳代「貯蓄ゼロ」は、二人以上世帯で約24%、単身世帯では約40%という結果でした。

貯蓄ゼロの方は珍しくなく、自身の状況を過度に不安視する必要はありません。

二人世帯の場合は、まずは65歳2000万円の資産形成を目指して計画を立てていきましょう。健康であれば65歳以降も働くという選択肢もあります。

単身世帯の場合は、平均的な生活費を賄うだけならさほど大きな資産が必要ありません。介護費用まで含めてまずは1000万円を目標額としても良いでしょう。

50歳代からでも対策を進めれば、間に合う方は少なくありません。

「貯蓄ゼロ」の現状を悲観せずに、しかし楽観視しすぎることのないよう「ここから」できることに取り組んでいきましょう。

50歳代から老後までにやること4選

50歳代「貯蓄ゼロ」でも、65歳までに2000万円の老後資産を形成するのをまだ諦めるべきではありません。

まずはライフプランをもとに収支の見通しを立てて、不足するならば家計の見直しをしてください。また、資産運用の準備をするほか体の健康を維持することも実は大切です。