「ベルクに掲示されたポスター」がX上で話題になっています。

投稿したのは、Xユーザーの@takumi_trushさん。

当ポストは2023年11月7日時点で4万件を超えるいいねを集めており「良い取り組み」「こういう理不尽なルールを無くすのはいいね」と多くの反響が寄せられています。記事後半では株式会社ベルクの連結経営成績についても紹介します。

※投稿された写真は【写真2枚】をご参照ください。
※今回紹介するポストは、投稿者様の許可を頂いております。

従業員の「身だしなみ」に関するポスターが話題

「近所のベルクに貼ってあったポスター。良いと思いますわ。どんどんやってこ」そんなコメントとともに投稿されたのは、1枚の写真でした。

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出所:@takumi_trush

出所:@takumi_trush

写っているのは1枚のポスター。中央には「従業員の身だしなみ 多様化、始まる」と記されており、詳しい内容が書かれています。

頭髪・ピアス・ネイルなど6種のイラストが描かれており、カラフルな配色が目を惹きますね。これらの基準が緩和されたという内容が一目でわかります。

2023年9月1日より「従業員の頭髪や装飾品等の身だしなみ」に関する基準を大幅に緩和したことを発表した、株式会社ベルク。

これにより、社会の多様性や変化していく価値観に対応し、スタッフが「自分らしく働ける環境」を構築することを目指しているのだそうです。

また、規制緩和には安全・衛生上の観点で一定のルールが儲けられており、前提条件として「常に衛生的かつ清潔であり、お客様に不快感や恐怖感を与えないこと」に加え「作業性と安全性を考慮し、業務に支障を与えないこと」の2点を定めています。

この規制緩和は135店舗のベルク、全店でおこなっています。

「退職を撤回した従業員も」経緯や反響をベルクに聞いた

――従業員の身だしなみの多様化を開始した経緯をお教えください。

さまざまな理由がありますが、一つは、ここ数年、他業界から入社する社員の中で、スーパーマーケットの身だしなみ基準の厳格さに違和感を覚える社員が増えておりました。

もう一つはリリースにもありますが、若い世代を中心にスタイルの多様化が進んでいる中で、多様性や個性の尊重への対応ができていないと感じておりました。

その中で、今年の春にお客様より髪色に対するご指摘があり、社内会議で髪色や髪型に対する議論となりました。基準が曖昧な部分があり、改めて身だしなみの基準について考えるきっかけとなりました。
検討にあたっては、社内の若手社員の意見にも耳を傾け、安全と食品衛生を維持しながらどこまで緩和できるかを考え、現在の基準を設定しました。

結果的にはお客様の髪色に対するご意見に反し、従業員の意見を尊重し、大幅な基準緩和となりました。

――従業員やお客の反応をお教えください。

圧倒的に歓迎の声が大きく、大きな反響がありました。

社会の多様性と個人の価値観に対応する会社の姿勢・考え方を評価する声が大きかったです。実際に、「モチベーションが上がり、今まで以上に接客に対して意欲的になった」と話す従業員も多くいます。

また、中には今回の取り組みの発表直後に、退職を撤回した従業員もおりました。

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出所:Hakase_/istockphoto.com

出所:Hakase_/istockphoto.com

SNSではベルクのポスターにさまざまな意見が寄せられている

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出所:@takumi_trush

出所:@takumi_trush

「@takumi_trush」さんに、張り紙を見た時の心境を尋ねると「どんどんこういうの広まるといいなーって思いました。自分も長髪だし、派手な髪色とか好きなので」と答えてくれました。

また、撮影時の状況については、ピアスや指輪をしているスタッフはいたそうですが、髪を派手にしている人は見受けられなかった旨を教えてくれました。

Xでは、ポスターを目にした人たちから「どんどんやってほしい」「素晴らしい」「客に向けて周知している点が大切かつ、良い」といった賛成の声が続出しています。

一方で、こういった意見も見受けられています。

「賛成だけど、私はホテルマンやCA等が金髪ピアスだったら違和感を覚える。古い人間なのだろう。変えるべきは、私のような『多様性を認めたつもり』の古い人。古い人で溢れている」「私は日本は日本のままでいいと思う。日本の在り方も多様性のひとつ」

ネット上ではさまざまな意見が寄せられ、投稿は賑わいを見せています。

ベルクの連結経営成績は32期連続で増収

大きな話題になった「ベルク」は、埼玉・群馬をメインに関東で展開しているスーパーマーケットです。「地域社会の人々に より充実した生活を」をコンセプトとし、地域に密着したお店づくりを実施しています。

ベルクの2023年2月期の決算の発表によると、連結業績の概況(通期)の営業収益は3108億2千6百万円、営業利益が140億1千8百万円、経常利益は142億9千7百万円でした。

2023年2月期の連結経営成績は過去最高であり、1992年2月期から32期連続で増収となっています。

「身だしなみの多様化」が進む中、美容にかける費用の平均は

身だしなみの多様化が話題となりましたが、ここからは「理美容にかける金額」の平均についても見ていきましょう。

総務省がおこなった家計調査によると、2023年9月の消費支出(二人以上の世帯)は、 1世帯当たり28万2969円でした。

そのうち「理美容サービス」は3322円、「理美容用品」は4875円。2つの項目を合わせて1万円以下に収まる結果となっています。

人々が今まで以上に活躍できる社内へ

いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている「スーパーマーケットで目撃されたポスター」を紹介しました。

ベルクは今回の規制緩和を通して、スーパーマーケットでの仕事に興味ややりがいを持つ人が、これまで以上に活躍できる社内風土を醸成していく旨を発表しています。

変化する時代のニーズを意識した取り組みは、それぞれが働きやすい社会の実現に繋がっているのではないでしょうか。

参考資料

小野田 裕太