2024年1月から「新NISA」へ生まれ変わります
さいごに、新NISAについて確認しておきましょう。
2014年に創設された非課税優遇制度「NISA」。2018年には積立型の「つみたてNISA」が創設されました。
そして2024年1月には新NISAとして生まれ変わります。
新しいNISAの主なポイントは以下の通りです。
【新しいNISAのポイント】
- 非課税保有期間が無期限に
- 口座開設期間が恒久化
- 「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の併用可能(現行NISAは選択制)
- 年間投資枠の拡大(つみたて投資枠:年間120万円、成長投資枠:年間240万円、合計最大年間360万円)
- 非課税保有限度額は、全体で1800万円(成長投資枠:1,200万円※枠の再利用可能)
資産形成は早く始めて毎月の負担を減らす
収入は増えるものの、思うように貯蓄が捗らない40歳代。
しかし、老後に向けた資産形成は早く始めることで毎月の負担を減らすことができますので、先延ばしせずに取り組んでいきましょう。
本記事では2024年1月からスタートする新NISAのつみたて投資枠を利用した積立投資による資産運用をピックアップしましたが、老後資金を準備する方法はさまざまあります。
ご自身の意向に合う方法を見つけて、無理のない範囲で資産形成に取り組んでいきたいものです。
参考資料
和田 直子
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行に入社。三井住友信託銀行に転職後、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
現役世代からシニア富裕層までの幅広い個人顧客に対し、資産運用コンサルティングを行う。
<主な専門領域>
投資信託、ファンドラップ、外貨預金、生命保険、医療保険、住宅ローン、事業性ローン、贈与、相続、遺言信託、不動産など、多岐にわたる金融サービスと承継対策をワンストップで提案。特に、長期的な資産形成や富裕層向けのウェルスマネジメント、シニア世代への承継・相続の分野で豊富な知識と実績を持ち、表彰歴多数。
現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する「くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のマネー編集部にて企画・執筆・編集・監修を担当。
厚生年金保険と国民年金保険(老齢年金・障害年金・遺族年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、資産運用を専門とする。
NISA、iDeCo、住宅ローン、カードローンなどの国民生活に直結する金融情報を始め、FX、株式投資、金(ゴールド)などの投資経験をいかし仕組みやリスクなどを分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数達成【2025年10月7日更新】