増えるビジネスケアラー。2030年には9兆円の経済損失に

経済産業省の推計では、ビジネスケアラーの発生による経済損失額は、2030年時点で9兆円1792億円にまで達すると推計しています。

「ビジネスケアラー」による経済損失額

  • 仕事と介護の両立困難による労働生産性損失額:7兆9163億円
  • 介護離職による労働損失額:1兆178億円
  • 介護離職による育成費用損失額:1289億円
  • 介護離職による代替人員採用に係るコスト:1162億円

仕事をしながら家族などの介護をおこなう「ビジネスケアラー」の増加は、個人のキャリアの中断、家計への影響だけではなく、生産年齢人口が減少する日本の国全体にとっても、大きな経済損失に繋がることが懸念されています。