今年の夏は数年ぶりに花火大会が開催されたことや、外国人観光客の増加が顕著なことで世間的にはコロナ禍は終わったという意識になっているかと思います。
また、今年の春に新型コロナウイルスが5類に移行したことでマスクの着用をする人が少なくなったことで、相手の表情を見ながらコミュニケーションが取れることができるようになったことも嬉しいことなのではないでしょうか。
LIMO・U23編集部員の私が通っている大学でも、昨年はオンラインとなっていた大人数の授業が対面で行われるようになりました。学食や校舎内も混雑し、活気のあるキャンパスを体感しています。
今回はコロナ禍が一段落した今だからこそ話せる大学生活のエピソードについて、LIMO・U23編集部に所属する学生に聞いてみました。
【Z世代が見たコロナ禍】現4年生が語る
入学式は中止。サークル新歓もオンライン!
1/4
Deliris/shutterstock.com
現4年生は大学に入学すると同時にコロナ禍が始まった世代となります。
「入学してからは入学式もなく、授業も新歓も全てオンラインだったことで交友関係の構築をすることができませんでした。志望校でなかったことも加わって、やる気が全くでない生活を過ごしていました。そんなときに大学の再受験を決意し、大学の単位取得と受験勉強を並行したことで今では志望校に通えています。」
授業だけではなく、サークルの歓迎会等もオンラインだったため、大学内の交流関係を広めることが難しく、想像していたキャンパスライフとは程遠いものでした。
別の4年生も同じようにオンライン授業中心の生活でしたが、その代わりにどこでも授業を受けることができたり、通学時間がなかったことから、平日昼間などの空いた時間で別の学校やインターン活動など、他の取り組みも両立することができたといいます。
「資格勉強やSNS関連の制作の時間など、新しく挑戦してみたいことに当てる時間ができた」ということで、自分の置かれた環境でできることに取り組んでいたという力強いお話を聞くことができました。
また、「現在では対面の大学が多いと思うので、現在1,2,3年生には存分に大学生活を楽しんんでほしいです。」という自分の苦い経験からの後輩へのメッセージもありました。
【Z世代が見たコロナ禍】現3年生が語る
2/4
Andrey_Popov/shutterstock.com
学校も塾も「オンライン」一度きりの青春を奪われた気分も
「高校2年の終わりからコロナが始まりました。当時は2年最後の期末テストがなくなり、友達と大喜びした記憶があります。しかし3年になると、オンライン授業×出席番号が偶数/奇数のみ登校となり、一番仲のいい友達とずっと離れた学生生活でした。
文化祭や体育祭がなくなるだけでなく、塾もオンラインとなり孤独の中で受験勉強をしました。ただ、地方出身の私にとっては、説明会やオープンキャンパスがオンライン開催だったのは唯一の救いでした。」
最初は高校生らしい喜びがあった一方で、コロナ禍が長引いたことで高校生にとっては青春という一度きりの時期を奪われる形となりました。
様々なものがオンライン化したことで、ツールを使える世代からするとプラスの面があるということがわかりますね。
【Z世代が見たコロナ禍】現2年生が語る
3/4
Prostock-studio/shutterstock.com
休校期間中に見つけた趣味が、大学での専攻分野に繋がった!
「高校2、3年の時にコロナ拡大防止のために寄り道禁止になってしまったので、学校帰りにカラオケや買い物に行くことができなかったのが残念でした。休校期間中とにかく時間を持て余していましたが、その時にできた趣味が大学での専攻分野に繋がったので、悪いことばかりではなかったと感じています。」
学校帰りの寄り道が禁止となり、友達と過ごす時間を奪われてしまったということです。
その中でも新しい趣味を見つけて、それを将来の興味に繋げたという点には感銘を受けますね。
高校3年生との違いとしては、かろうじて学校祭や体育祭が開催されたという点がありますが、規模を縮小して行われたみたいです。
マスクを着用することで肌荒れや体温調整のしにくさからくる熱中症にも悩まされたといいます。
進学してからはオンデマンド型の授業になって空いた時間を有効活用したり、マスクによるオシャレを楽しむなどのお話から、学生の環境に適応する力が感じられます。
「コロナ禍の大学生活」わたしたちの挑戦と成長
4/4
Dilok Klaisataporn/shutterstock.com
コロナ禍の学生生活について、現役の学生たちの声を集めてみました。
それぞれのエピソードの共通点は、置かれた環境でできることに取り組んだり、状況をチャンスと捉えて行動をしているという部分ですね。
コロナ禍の試練を乗り越えるための工夫や挑戦が、私たちの成長に繋がっていることは確かでしょう。
すべての世代にとって想定外のできごとだったコロナ禍。どんな環境でも「できることを探そう」という気持ちをもつことこそ、自分の世界を広げる第一歩なのかもしれません。
参考資料
LIMO・U23編集部