連日35度以上の暑さが続いた夏も終わり、日が落ちると涼しい風が吹くようになってきました。涼しくてご飯もおいしい季節がやってきます。
しかしここ数年、日本では異常な暑さが続いています。地球温暖化の影響で異常気象が発生し、日本の美しい「四季」がなくなり「二季」になることも懸念されています。
春や秋になっても、異常な暑さ・寒さのもとでエアコンを使用する時間が増え、私たち一人暮らしの学生にとっては電気代が気になる季節が長引きそうです。
そこで今回は、一人暮らしの学生がどのように節約をしているのか、大学生である私の実体験をもとに解説していきます。
アパート等に住む学生の生活費、1年間の支出合計110万8400円
まずは、学生の一人暮らしにおける、主な支出を確認しましょう。
日本学生支援機構の「令和2年度学生生活調査結果」によると、アパート等に住む学生の生活費(学業関連以外)の支出合計平均は110万8400円、学寮生は平均83万4700円です。この数字は、国公私立大学の平均になります。
また月に換算すると、それぞれ9万2366円、6万9558円です。
自宅から通う学生に比べると、住居・光熱費、食費、その他の日常費の順で支出が多くなっていますので、これらの項目を節約できると理想的ですね。
そこで、今日からできる節約術についてご紹介したいと思います。
一人暮らしをする学生の支出内容
まずは、一人暮らしの学生の主な支出について説明しましょう。
先ほどの資料による、生活費支出の内訳、および内容は以下の通りです。
中でも、住居・光熱費、食費、その他の日常費について順に説明していきます。
住居・光熱費
部屋代、光熱水費、暖房費などの合計額です。
住居費は固定費の中でも削ることが難しく、また住む地域や物件の間取り等によっても差がでるため、ここでは光熱水費のみを考えます。
光熱水費は、努力すれば節約できそうですね。
具体的な方法については後ほど紹介します。
食費
食費とは、食事の費用のことです。外食だけでなく食材や調味料なども含まれます。
支出の中で住居・光熱費に次いで2番目に大きい費用ではありますが、ここは健康のため、無理に減らすことはせずに、お財布と相談しながら決めたいですね。
また外食も、頻度を考えながら、ある程度楽しみたいです。
その他の日常費
その他の日常費には、被服・通信費・帰省のための交通費などが含まれます。
また、消耗品や日用品も含まれます。
消耗品・日用品には、シャンプーや石鹸、ティッシュペーパーなどが含まれます。
今すぐできる、光熱水費とその他の日常費の節約方法をご紹介
それでは、各項目の節約方法について紹介していきます。
三大欲求の1つでもある「食欲」に関係する支出を極端に節約することはおすすめしにくいため、今回は光熱水費と日常費の節約方法について紹介していきます。
順にご紹介しましょう。
光熱水費
まず光熱水費に関して、一番効率的な方法は、大学など自宅以外の場所で過ごすことです。なぜなら、家に長時間いると、エアコンや充電の電気代、トイレなどの水道代が必要となるからです。
そこで「どこに行けばいいのか」と思う学生さんも多いかと思いますが、私がおすすめする場所は大学の図書館です。
コンセント・WiFiがあり、空調も完備されています。さらにレポートなどの課題執筆の際には、書物をすぐに参照することもできます。
多くの大学の図書館は、その学校に通う学生のみが利用できます。学生の特権を活かし、設備の整った図書館の環境を利用するのはいかがでしょうか。
しかし、家を空けることができない学生もいると思います。そういう方は、家でどのように節約ができるのでしょうか。
まず、家で必ず利用する光熱水費に注目してみましょう。
中でも、特に家庭における電気の使用割合について見てみます。
資源エネルギー庁による「夏季の省エネ・節電メニュー ご家庭の皆様」にある統計を見ると、夏の電力消費量(19時頃)は、なんとエアコンが4割近くを占めています。
エアコンを節電することで、効率よく消費電力を削減できることがわかります。
また、環境省の「家電でできる節電アクション」よると、夏のエアコンの温度設定を1℃高くすると約13%(約70W)の消費電力の削減ができます。
また冬も、暖房時はエアコンの温度設定を1℃低くすると約10%の消費電力の削減になります。
メディアでもよく取り上げられていますが、やはりエアコンの温度調節は節約効果が高いことがわかりました。ぜひ設定温度を意識しておきましょう。
特に、家を空けることができない学生は、こういった電気代の見直しから節約を始めたいですね。
その他の日常費(消耗品費)
その他の日常費については、努力次第で節約が可能です。
今回は消耗品の中でも、特に、ティッシュペーパーとビニール袋を例に詳しく解説していきます。
ティッシュぺーパー
鼻をかむだけでなく、こぼれたお茶などをふいたりと、気軽にティッシュペーパーを使用している人がいると思います。
みなさんはティッシュペーパー1組(2枚)がいくらか、イメージできますか?
総務省「小売物価統計調査」の最新データ(2023年8月)によれば、ティッシュペーパー1000組で438円、つまりティッシュ1組で2.2円もします。
ハンカチやお皿の代わりに利用することもできる、一人暮らしの学生にとって使い勝手の良いティッシュペーパーですが、「1組で2円」ということを意識し、できるだけ使い捨てではない素材を使用するようにしましょう。
ビニール袋
ビニール袋は一人暮らしに欠かせないアイテム。買い物袋やゴミ袋として活用できます。
みなさんはビニール袋をどこで購入していますか?私は以前100円均一のお店で購入していました。
私が行った100円均一のお店では、一番大きいサイズのビニール袋(20Lサイズ)が20枚入りで売られていました。
つまり、1枚5.5円(税込)になります。
安いイメージのある100円均一のお店ですが、意外と1枚あたりで換算すると、もっと安く買えるお店が見つかるかもしれません。ビニール袋もティッシュペーパーと同じように、1枚あたりの値段を気にすることが重要ですね。
「節約」はボタンひとつで始められる
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Volha Barysevich/istockphoto.com
今回は一人暮らしの学生に向けて、簡単で効率の良い節約術をいくつかご紹介しました。
エアコンの温度を1度調節する、といったように、気合を入れなくても、ボタンひとつで今すぐに始められる節約方法もあります。
また節約はすぐに大きな成果が出るものではありません。長期的に続けていくことが重要です。
無理せず楽しく快適な学生生活を送るために、自分に合った節約の参考にお役立てください。
参考資料
- 気象庁報道発表「令和年5梅雨期の大雨と7月後半以降の顕著な高温の特徴と要因について」
- 日本学生支援機構「令和2年度学生生活調査結果」
- 資源エネルギー庁「夏季の省エネ・節電メニュー ご家庭の皆様 東北・東京・中部・北陸・関西・中国・四国・九州エリア版」
- 環境省「家電でできる節電アクション」
- 総務省「小売物価統計調査」2023年8月
LIMO・U23編集部