2023年4月には他の関西私鉄も運賃を値上げ

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南海電鉄以外の関西私鉄も、2023年4月1日(土)に値上げしたところが多くありました。値上げした関西の鉄道会社と値上げ内容の一例を、以下の表で紹介します。

出所:京阪電車阪急電鉄近畿日本鉄道株式会社阪神電車の資料をもとに筆者作成

鉄道会社によって値上げの内容はさまざまですね。2023年10月1日(日)に南海電鉄の運賃が改定されたことで、関西の主な鉄道会社のほとんどが値上げしたことになります。

関西私鉄の2023年10月1日以降の運賃を距離に応じて比較

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関西5大私鉄は全て値上げを実施しましたが、移動距離に応じて運賃が低い鉄道会社が変わることはあるのでしょうか。

大阪-三ノ宮間のように複数の鉄道会社が競合している区間なら、運賃が低い電車に乗った方がお得な気がしますよね。営業キロごとの値上げ後の運賃を、以下の表にまとめてみました。鉄道会社ごとの特徴を探してみましょう。

阪神なんば線の西九条駅~大阪難波駅の区間内もしくは他の区間をまたがって乗車する場合は、上の表とは別の運賃が適用されます。初乗り運賃はそこまで変わりませんが、営業キロが伸びるごとに鉄道会社ごとの差が出てきますね。

営業キロごとの関西私鉄の運賃を比較してみると、数駅程度の短距離移動なら阪急電車か阪神電鉄、隣町や隣の府県まで行くなら阪急電車が安そうな印象です。