老後に備える3つの方法とは。9割以上の人が「お金を使わない生活」を意識 NISAやiDeCoの活用方法

お金を使わない生活をしている理由は「貯蓄」

株式会社ビズヒッツの行った「お金を使わない生活を意識している理由」に関する調査では、「貯金したいから」が最も多く、次いで「老後・将来のため」が続きました。

上位に「貯蓄したい」「老後のため」「子どものため」が続いていることから、将来を見据えてお金を使わない生活をしている人が多いとうかがえます。

一方で「生活が苦しい」「物価高だから」といった理由も上位にランクインしていることから、現在の生活が苦しいゆえに、節約せざるを得ない状況の人もいるようです。

お金を使わない生活をする理由の1つとして「老後のため」と回答する人が多くいました。

老後の主な収入源は「年金」となりますが、現在の日本の公的年金の受給額では、100%年金だけで暮らしていくのは難しくなっています。

実際に、厚生労働省が公表した「2022（令和4）年国民生活基礎調査の概況」では、100%年金だけで生活している人は、全体の44%しかいません。

半数以上の高齢者世帯は年金だけでは生活できていないことからも、現役時代からコツコツと老後のための備えをしておく必要があるとうかがえます。

本章では、節約以外の方法で老後に備える3つの方法を紹介していきます。