3. 「老齢年金請求書」は受給開始のお知らせと意志を確認するもの
老齢年金請求書は、老齢年金の受給権がある方へ、受給開始年齢に達する3カ月前に郵送される書類となります。
老齢年金請求書には、年金加入記録が記載されていますので、記入漏れや誤りがないかを確認しましょう。
老齢年金の受給開始を希望する場合、受給開始年齢の誕生日の前日以降に、必要事項を記入した老齢年金請求書と添付書類を年金事務所に提出します。
年金請求書の提出から約1~2カ月後に「年金証書・年金決定通知書」、さらに1~2カ月後に「年金振込通知書」・「年金支払通知書」または「年金送金通知書」が届き、老齢年金の受け取りが始まります。
なお、年金支給日は偶数月の15日(15日が土日祝の場合は直前の平日)です。2カ月に1度、前々月分と前月分がまとめて振り込まれます。
受給権が発生した月の翌月分からの受け取りとなります。
4. 老齢年金請求書が届いたらどうする?
前述したとおり、公的年金である国民年金と厚生年金は、待っているだけでは受給できません。他の公的制度と同様に、申請制となっています。
年金を受給するためには、具体的にどのような申請が必要なのでしょうか。
4.1 記載内容の確認
日本年金機構から老齢年金請求書が届いたら、まずは内容に誤りがないか確認しましょう。
老齢年金請求書には、以下の項目が記載されています。
- 基礎年金番号
- 氏名
- 生年月日
- 性別
- 住所
- 年金の加入記録
結婚や転職などのタイミングで、加入記録が漏れていたり、誤っていたりするケースもありますので、丁寧に確認しておきましょう。
不明点があれば、最寄りの年金事務所に確認してください。終身で受け取る大切な年金ですので丁寧に確認をしておきたいものですね。
4.2 年金請求書の提出準備
記載内容に記入漏れや誤りがなければ、年金請求書の必要事項を記入していきましょう。