株式を購入する際に、皆さんが気にするポイントは何でしょうか。
それぞれの人によって、株式を購入する理由は異なると思います。例えば、「その会社の商品を愛用しているから」とか、「経営哲学に好感が持てるから」といった理由です。しかし、多くの人が気にするのはやはり「リターン」ではないでしょうか。
株主優待や配当は、リターンを実感しやすい要素かもしれません。しかし、株価は市場の動向や企業の業績に影響を受けて変動し、リターンに大きな影響を与えます。
株式投資を行う場合、株価の上昇や下落には細心の注意を払っておく必要があります。
そこで今回は、長谷工コーポレーション(1808)について、「1年前に100株を買った人の、本当のリターン」を振り返っていきます。
それではまず、配当金について見ていきましょう。
※株式分割の影響は、株価や配当金、株式数など全て遡及修正して株価を調整しています。※記事中で記載の株価は全て終値となっています。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
長谷工コーポレーション(1808)の配当金のリターンはいくらか
長谷工コーポレーションの株式を1年前に買い、持ち続けたとすると、2023年3月期の中間配当と期末配当の計2回を受け取ることができます。
なお、配当基準日を迎えた時点でリターンが確定したとします。
今回の検証では、以下のような想定となります。
- 株式の取得日:2022年9月5日
- 株式の取得価格:1618円(取得日の終値)
- 2023年3月期・中間配当:40円
- 2023年3月期・期末配当:40円
- 100株ベースの配当金のリターン:8000円
それでは次に、株主優待のリターンを計算していきます。
長谷工コーポレーション(1808)の株式投資のリターンはいくらか
次に、株価変動によるリターンを計算します。
- 株式の取得日:2022年9月5日
- 株式の取得価格:1618円(取得日の終値)
- 取得から1年後の日付:2023年9月4日
- 1年後の株価の終値:1859.5円
- 100株ベースの株価変動によるリターン:+2万4150円
そして最後に、配当金と株価変動を合わせたリターンを計算します。
- 100株ベースの配当金のリターン:8000円
- 株価変動によるリターン:+2万4150円
- トータル・リターン(金額ベース):+3万2150円
- トータル・リターン(%ベース):+19.9%
リターンの計算は以上となります。
長谷工コーポレーション(1808)に今後も注目
長谷工コーポレーションの株式の年間リターンは+19.9%となりました。
配当金、株価といった要素を総合的に考えると、株式投資のリターンがどのように決まるのかがわかります。
企業の業績などに関するニュースをチェックすることで、株価の動きとの関連性が見えてくるかもしれません。
【ご参考】長谷工コーポレーション(1808)の株主優待とは
長谷工コーポレーションは、2023年3月末日時点で株主名簿に記録された100株以上ご所有の株主に対して、下記のような株主優待制度を実施ています。
- <特典1> 株式会社長谷工リフォームでの室内リフォーム工事代金(税抜)3%割引
- <特典2> 株式会社長谷工リアルエステートでの不動産売買の仲介手数料(税抜)10%割引
- <特典3> 株式会社長谷工シニアウェルデザインが運営する高齢者住宅・有料老人ホームの前払金の3%割引
- <特典4>株式会社長谷工あんしんデリの「たなかみ米」、「ANA」や京都の料亭「和久傳」とのコラボ商品を通常価格(税込)より25%割引
この記事を読んで株式投資に興味が湧いた方は、証券口座の開設を検討してみるのもいいかもしれませんね。
証券口座は人によって合うものが異なりますので、まずは情報を集めることから始めるといいでしょう。
参考資料
LIMO編集部