2024年から始まる「新NISA」とは?

そもそもNISAとは「少額投資非課税制度」のことで、投資で得た利益が非課税となる制度のことです。現行のNISAが拡充・恒久化され、2024年から「新NISA」が導入される予定となっています。

新NISAの概要は以下の通りです。

出所:金融庁「新しいNISA」をもとにLIMO編集部作成

「つみたて投資枠」の年間投資枠は120万円となっており、毎月10万円まで積み立てることが可能です。

投資対象商品は「金融庁の要件を満たす投資信託」に限られており、保有コストや手数料が異常に高い商品などを購入してしまう心配はないでしょう。

【新NISA】積立金額別にシミュレーション

積立投資ならリスクがあるものの運用益が期待できますが、最終的なリターンは相場状況や積み立てる商品によって異なります。

今回は、運用における想定利回り(年率)をGPIFの運用実績である3.97%と仮定し、シミュレーションを行います。

月3万円・年利3.97%・25年間をシミュレーション

月3万円ずつ、25年間積み立てた場合のシミュレーション結果を見てみましょう。

準備できる金額は積立投資を始めるタイミングにもよりますが、仮に50歳から積立投資を始めた場合は、65歳の時点で約737万円(うち運用益約197万円)を準備できます。

40歳から始めたとすれば、同じく65歳の時点で運用益が約636万円となり、元利合計で約1536万円を準備できる試算です。