老後資産はどう貯めるべき?

老後資産を貯める場合、預貯金や資産運用に回す割合やタイミングが重要になります。

60歳代でどのように資産形成するべきか確認しましょう。

●60歳代前半

60歳代前半は、老後の後半部分にあたる75歳以降に保有資産を振り分けると良いでしょう。

75歳まで期間があるので、預貯金に振り分けても金利が低いため、利息が付きません。

さらに、インフレリスクを考えると資産価値が目減りする可能性があります。

60歳代前半は、株式や投資信託での運用もできると良いでしょう。

●60歳代後半

60歳代後半は、老後の後半部分にあたる75歳まで期間が短いので、保有している資産をどのように切り崩すか考えると良いでしょう。

金融資産に保有したままだと、市場のリスクで資産価値が目減りする可能性もあるので、ある程度は資産を現金化して、預貯金に振り分けると良いです。

期間によって資産の準備方法も異なる

60歳代で貯蓄が3000万円以上ある世帯の割合を解説しました。

世帯の状況に関係なく、最も保有割合が高い金融資産は預貯金です。

金融資産がいくらあるかで、先々の生活水準も決まります。

60歳になったら、75歳以降の生活に向けて、まずは資産を運用しましょう。

金利が低い預貯金に預ける割合を極力減らして、株式や投資信託で準備します。

一方で、65歳以降に資産運用をすると、株式や投資信託の資産が目減りする可能性が高いです。

資産運用に回す割合を減らしながら、現預金を確保し始めると良いでしょう。

参考資料

川辺 拓也