老後の生活には年金も重要な要素となりますが、自己資産の用意も重要です。

今の60歳代も、年金を受給しつつ貯蓄を切り崩す方が多いかもしれません。

現役世代の方で夏季休暇を満喫した方は、支出がいつもより膨らんだ方もいるでしょう。こうした中でも、老後に向けた貯蓄は少しずつ進めなければなりません。

今の生活も守りつつ、老後のお金を準備するにはどのような方法が効率的なのでしょうか。

60歳代の老後資産を預貯金や資産運用で準備する考え方について解説します。

※編集部注:外部配信先では【図表1】などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

60歳代の貯蓄額を解説

金融広報中央委員会が発表した「家計の金融行動に関する世論調査」によると、60歳代における貯蓄額は金額別に【図表1】の通りです。

貯蓄額が3000万円以上の割合は、二人以上の世帯だと20.3%、単身世帯では16.9%でした。

では、金融資産の保有割合を項目別に見ていきましょう。