ウォーターガーデンとは水辺に生息する植物を集めた庭。

池の周りに水生植物を植える庭作りは、日本古来の和風庭園ではなじみ深い手法です。

今回は庭で水生植物を育てるコツや、清涼感のあるオススメの水生植物を紹介します。

水生植物の〈5つの分類〉がわかると選びやすい!

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Nick Pecker/shutterstock.com

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植物はもともと水の中に生息していましたが、長い年月をかけて陸上でも生活できるように進化しました。その後再び水に戻って生活するようになった植物があり、これらを総称して水生植物と読んでいます。

水生植物は「湿性植物」「抽水植物」「浮葉植物」「浮遊植物」「沈水植物」の5種類に分類されています。

  • 湿性植物:根だけが水底にある植物で、水辺でなくても湿り気の多い土壌であれば地植えも可能。サギソウ・サワギキョウ・ハナショウブ・カヤツリグサなど。
  • 抽水植物:根は水底に、茎や葉は水面に出して生育し、比較的背丈が高いものが多い。ハス・コウホネ・ミズバショウ・アシ・ガマなど。
  • 浮葉植物:根が水底にあり、茎は水中に伸び葉や花を水面に浮かべて開く。スイレン・ヒルムシロ・アサザ・ガガブタ・ウォーターポピーなど。
  • 浮遊植物:根を水中で伸ばし、浮袋のある葉は水面に浮かせて生息。ホテイアオイ・ウォーターレタス・サンショウモ・トチカガミなど。
  • 沈水植物:根を水底で伸ばし、茎や葉も水中に沈下して花は水上で開花。カボンバ・バイカモ・セキショウモ・センニンモなど。

水生植物を楽しむ!清涼感あふれるウォーターガーデンの作り方

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Teerasak Ladnongkhun/shutterstock.com

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庭に池がなくてもウォーターガーデンを作ることは可能です。

準備するのは水鉢と粘土質の土。水生植物用の専用土も市販されています。水生植物を水鉢に植え込んだあと、水を入れます。

水鉢がない場合は水生植物を鉢植えにして、水を入れた大きな容器に浸けるという方法も。園芸店や専門のネットショップなどでは、オシャレな資材も販売しています。

夏に涼やか!ウォーターガーデンの上手な管理〈5つのコツ〉

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BossNid/shutterstock.com

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〈コツその1〉明るい場所で育てる

水生植物は日当りを好む品種が多いので、明るい日なたで育てましょう。光が当たらない場所では葉の色合いが悪くなります。

夏の強い直射日光で葉焼けを起こしたり、水温が高くなってしまったりするので、日中は半日陰に異動すると安心です。

〈コツその2〉定期的に水を替える

夏は水が汚れやすいので1週間に1回入れ替えるのがオススメ。水を吸い出す際は給油ポンプを利用すると簡単です。水を追加するときは根を傷めないように優しく注ぎましょう。

〈コツその3〉肥料を与える

肥料はとくに与えなくても大丈夫ですが、生育を促進させたい場合は、水生植物専用の肥料を与えるとよいでしょう。

〈コツその4〉増え過ぎないように間引きする

水生植物は旺盛に繁殖する品種もあるので、適度に間引きすることが必要です。複数の品種をひとつの鉢で育てる場合は、詰め込み過ぎずに2~3種類に絞りましょう。

〈コツその5〉金魚やメダカを入れる

水に金魚やメダカを入れておくと、ボウフラを食べてくれるので蚊の発生を防げます。鉢に生えたコケも食べてキレイに掃除してくれるでしょう。

暑い夏の庭を爽やかに彩るオススメ〈水生植物5選〉

【湿性植物】サギソウ

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Yukiakari/shutterstock.com

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大空を舞う白鷺によく似ていることから命名されたサギソウ。純白の可憐な花が清涼感タップリです。鉢植えでも育てられ、愛好家が多いことでもよく知られています。

日中の直射日光を避け、風通しのよい場所で育てましょう。

【抽水植物】ハス

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asharkyu/shutterstock.com

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ハスは広い池や寺院の境内などでよく見かける植物。レンコンと呼ばれ食用にもなる根から長い茎をのばし、ピンクや白の大きな花を咲かせます。

終日よく日が当たる場所に置くのがオススメです。

【浮葉植物】ガガブタ

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hatranist Kerddaeng/shutterstock.com

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花弁に細かい切れ込みが入り、ヒゲが生えたように見える花がユニークなガガブタ。黄色い花芯と白い花弁のコントラストが鮮やかです。

朝に咲いて夕方にしぼむ一日花で、旺盛に繁殖します。

【浮遊植物】ホテイアオイ

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okutatsu_1218/shutterstock.com

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ホテイアオイは夏に咲く薄紫の花が涼しげ。「ウォーターヒヤシンス」という別名もあり、水面に華やかな穂状の花を咲かせます。

丈夫で育てやすいので初心者にもオススメです。

【沈水植物】カボンバ

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glenn001/shutterstock.com

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金魚を飼うときの水草としてポピュラーなカボンバ。水の中でフワフワと揺れ動く姿が優雅で、夏の暑さをクールダウンしてくれます。

長く伸びたときはわき芽を切って、土に挿しておくと簡単に根付きます。

夏は水生植物で涼しさを演出

連日の猛暑の中、しっとりとした水生植物は一服の清涼剤と言えます。金魚やメダカを鉢で泳がせるとよりいっそう涼しげに。

コケやボウフラの発生を抑えるためにときどき水を替えながら、カワイイ水生植物を育ててみませんか。