いよいよ本格的な夏がはじまり、思い出つくりのためのレジャーや暑さ対策の電気代など、なにかと出費がかさむ時期になりました。

出費がかさむ時は、収入と支出のバランスを見直す時期でもあります。

中には、「今よりもっと年収があればどんな生活ができるんだろう」と考える人もいるかもしれません。

本記事では、日本の平均年収よりも少し上の年収600万円をテーマに、貰っている人の割合や生活レベルを検証しています。

やや高所得者に属する年収600万円の実態はどのようなものでしょうか。

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年収600万円の割合は全体の6.7%

国税庁による令和3年度版の民間給与実態調査によると、年収600万円超700万円以下の割合に属している人は全体の6.7%となっており、女性は3%、男性は9.4%となっています。

また、年収600万円を超える人の割合は全体の21%です。男性は31.2%、女性は7%でした。

ボリュームゾーンは200万円超600万円以下となっており、全体の47.2%がここに属しています。

割合が少なくなる年収500万円超のゾーンからは、高所得者層の入り口と言っても良いのではないでしょうか。

年収600万円以上ともなると、男女間の給与格差は顕著となり、高所得者層のほとんどは男性が占めている状況です。