2024年からの新NISAでは、現行のつみたてNISAと一般NISAをそれぞれ引き継ぐつみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能になります。

非課税で投資できる金額も引き上げられるので、50歳代での追い込みの老後資金準備にも利用できるでしょう。

今回は、新NISAのつみたて投資枠で積立投資、成長投資枠で一括投資をするケースの試算をしてみます。新NISAの有効活用の参考にしてください。

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新NISAでは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の併用が可能

2024年からはNISA(少額投資非課税制度)は新しくなり、現行制度から大きく変わります。

現行制度からの主な変更点は、以下のとおりです。

出所:金融庁「新しいNISA」をもとに筆者作成

現行のNISAでは、一般NISAとつみたてNISAのどちらかの選択制でした。

たとえば、つみたてNISAなら年間40万円で最長20年間、非課税保有限度額800万円です。非課税枠を使い切るまで20年かかるため、早く始めないと老後資金準備に間に合いません。

新NISAは老後資金準備のスタートが遅れても、成長投資枠とつみたて投資枠の併用により短期集中でまとまった資産形成が可能です。