【新NISA】つみたて投資枠と成長投資枠の商品は何を買うべき?
新NISAに向けて、つみたて投資枠と成長投資枠を併用する場合、何を買えばよいかわからない人もいるでしょう。
つみたて投資枠の投資対象は、現行のつみたてNISAの商品を引き継ぐことになっています。つみたてNISAの投資対象は、金融庁が選定した長期・分散・積立に適した投資信託とETFです。
2023年7月12日現在、245本の銘柄があり、その中から各金融機関のラインアップが決められています。選択肢が多すぎるより絞られていたほうが選びやすいため、初心者にも配慮した仕組みといえます。
一方、成長投資枠は投資信託、ETFの他に、株式やREITなども投資対象です。しかし、すべての銘柄が対象ではなく、除外される商品もあります。
成長投資枠の対象商品は、2023年6月から同年年末にかけて順次公表される予定です。2023年7月10日に公表された第2弾までで、多くのつみたて投資枠の商品が成長投資枠の商品リストに加わりました。
成長投資枠でつみたて投資枠とは違う内容の運用をすることももちろんできます。しかし、何を買うべきかわからない人は、つみたて投資枠と同じ商品を一括投資で購入する方法もあります。
つみたて投資枠の投資信託だからといって必ず値上がりするとはいえませんが、長期間運用を続ければ安定的な資産の増加が期待できるでしょう。
新NISAで自分に合った資産形成を考えましょう。
新NISAは現行の一般NISAとつみたてNISAが一本化され、併用が可能になり、投資可能額も大幅に引き上げられました。
また、非課税期間が無期限になったため、いつから始めても長期の運用が可能です。
そのため、老後資金準備を遅く始める場合も、比較的短い期間で一気に非課税枠を埋めていく方法が選べます。目的や運用期間に合った活用方法を考えてみましょう。
参考資料
松田 聡子