【築50年の団地をリノベしてみた】今の場所にして良かった

もちろんどの団地でも良いとは言いません。場所によって再生が難しい団地はたくさんあります。ですから前述したように管理状態を確認するのは必須だと思います。

あとは立地ですね。私の場合は駅から徒歩3分とかなり好立地です。こういう物件は古くても価値があります。実際私の物件は購入時の2倍以上の値段になっているので間違っていなかったと言えるでしょう。

立地を選ぶのは万が一今後建て替えの話が再燃した場合もリノベで投資した金額分回収するために重要です。

筆者撮影

ここの団地は「管理状態が良い=住民同士のコミュニケーションが良好」で環境もとても良いです。隣人は声をかけてくれるし、子供の見守りもしてくれる。ただおせっかいかというとそういうこともなく、昔と今のハイブリッドのような生活が送れています。

このように5年住んでみてこの家にしたことには満足しかありません。金額的にも安かったので子供が三人になるくらいのタイミングになったら引っ越してセカンドハウスにしても良いかなと思っています。

デメリットをうまくクリアすれば安く快適に過ごせるなど他の物件にないメリットが得られることもあります。家が余るこれからの時代、「団地は過去のもの」という固定概念を捨てて、住居の選択肢に入れてみるのも面白いと思います。

木村 ヒデノリ