【築50年の団地をリノベしてみた】団地にして良かった

団地にしたのも正解だったと思っています。「そんな古い団地建て替えになったらどうするんだ!」や「設備が絶対に老朽化している!」という意見をよく目にしますが、そうしたことは買う前に議事録を確認すれば調べられます。

実際私は建て替えの議案が否決されているのを確認してからここを購入しました。設備も大規模修繕で床下排水、配管が数年前に新しくなっているのを確認済みです。

筆者撮影

「耐震についてはどうなの?」という声もありますが、壁式構造の低層団地は実はかなり地震に強く設計されています。震災でも倒壊の実績はなかったと思います。もちろん躯体は老朽化しますが、定期的な修繕が行われていれば50年よりももっと保つというのが私の所感です(ここについては各々の考えがあると思うのであくまで私の判断基準という意味です)。

こうしてデメリットをクリアすると団地は良いところばかりです。1番良いのは明るくて風通しが良いところ。エレベーターがない低層住宅なので、東西に玄関が設けられ、南北には窓があります。

筆者撮影

どちらの窓も人通りにや建物に面していないのでいつでも開けることができます。団地は特に棟同士の距離があるのもポイント。土地が余っている時代に作られたものだからこその設計ですね。

あとは植栽が立派なのも私は魅力だと思っています。保存にお金はかかりますが、私の住む団地からは数階上という高さで毎年桜を見ることができます。ベランダからは富士山も見えるなど、最高しかないです。

筆者撮影