【40~50歳代の資産運用におすすめ】NISAとは?
40~50歳代の貯蓄額をみてきましたが、年代的に老後資金を気にされる方も多いでしょう。
老後資金を作るには預貯金の他、普通預金や定期預金と比べると元本割れのリスクがあるものの、預貯金よりは高い利回りで効率的に増やすことも可能な資産運用もあります。
資産形成においておすすめできる方法の一つとしてNISAが挙げられます。NISAには一般NISAとつみたてNISAがあります。
それぞれの特徴を以下の表にまとめてみましたので、確認してみてください。
一般NISAは投資についてある程度の知識があり、かつリスクも受け入れられる方に向いています。運用がうまくいけば、つみたてNISAより利益を得られることもあります。
一方、つみたてNISAはリスクはあるものの安定的な運用を目指したい方に向いています。長期間運用することが大切ですので、長期間積み立てられる金額からはじめるといいでしょう。
なお、NISAは2024年より新NISAに変わります。
NISAの口座数はどのくらい?
日本証券業協会「NISA口座開設・利用状況調査結果 (2023年3月31日現在)について」では2023年3月末時点でのNISAの年代別の口座数を明らかにしています。
NISA口座数を年代別に見ると、いずれの年代においても年々上昇傾向にあります。
30歳代の口座数がもっとも多く、250万口座を超えています。
次いで多いのが40歳代の248万口座、50歳代の198万口座となっています。
老後資金に向けた資産運用の検討を
老後のために貯蓄を行うことの重要性を理解していても、現在の生活を維持するのに精一杯で貯蓄にまわせるだけの余裕がないという人も多いと見受けられるでしょう。
普通預金・定期預金でお金を着実に貯める方法もありますが、NISAを活用して多少のリスクを受け入れつつも大きなリターンを得るという資産運用方法もあります。
NISAの口座数は近年において年々上昇傾向にある他、2024年にNISAの新制度が開始するように利用者がより利用しやすくなるよう見直しなども行われています。まずは情報収集からはじめてはいかがでしょうか。
参考資料
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」
- 金融庁「つみたてNISAの概要」
- 日本証券業協会「NISA口座開設・利用状況調査結果 (2023年3月31日現在)について」
西田 梨紗