40歳代の貯蓄額(二人以上世帯の平均と中央値)
- 平均:825万円
- 中央値:250万円
※金融資産を保有していない世帯を含む
40歳代の貯蓄額の平均は825万円ですが、実態により近いといわれる中央値は250万円となっています。
「図表1」をみると1000万円以上の資産を保有する人が2割以上(21.3%)いる一方、金融資産を持たない人も2割台(26.1%)となっています。
金融資産を持つ人と持たない人で二極化していることがうかがえます。
50歳代の貯蓄額(二人以上世帯の平均と中央値)
- 平均:1253万円
- 中央値:350万円
※金融資産を保有していない世帯を含む
50歳代の金融資産保有額の平均・中央値は40歳代よりも多いです。
また、金融資産非保有者の割合や金融資産が100万円未満の人の割合も40歳代よりも少ないという結果になりました。
興味深いことに、「図表2」をみると3000万円以上の金融資産を保有している人は10.8%と高い割合になっています。
とはいえ、保有している金融資産の平均は1253万円、中央値は350万円となっており、多くの人たちが老後資金に不安を抱いていることが垣間見える結果です。
40~50歳代の人は手取りからどのくらい貯蓄しているの?
手取り額からどの程度貯蓄をするべきなのか悩まれている方も多いのではないでしょうか。
同調査の結果から「年間手取り収入(臨時収入を含む)からの貯蓄割合(金融資産保有世帯)」について見ていきましょう。
「図表3」でみると40歳代、50歳代のいずれにおいても「貯蓄しなかった」という回答が2割以上です。また、5%~15%未満貯蓄した人の割合が半数近くになっています。
手取り額から30%以上貯蓄した人は1割程度いるものの、多くの人たちが十分な貯蓄をできているとは言い難い結果です。