とある社員が、「モチベーションを維持し続けられないんですよね」と上司に発言するシーンを目にしたことがありました。するとその上司はこう返しました。「プロである以上、モチベーションを維持できないというのは口にすべきではない」と。どんなシーンでも、好奇心があればモチベーションを維持するのには役立つでしょう。
自分がこれまで経験したことのない仕事に、「やったことがないし嫌だな」と思うか「新しい挑戦だからやれるだけやってみよう」と思うかで、その後の仕事の継続性だけではなく、結果も異なってくるのは誰の目にも明らかでしょう。好奇心が旺盛な人はベンチャーなどでは特に重宝されます。
その5:話が面白いか
話を面白くしゃべるというのは難しいことです。
この点では、これから話をする内容にどのようなネタを取り上げるかという「選択力」、またストーリー展開をどう組み立てるかという「構成力」といった能力も無関係ではなさそうです。
話が面白い人と評価されるには、上記のような能力とともに、日頃から「その1」で述べたコミュニケーション能力、また「その4」で強調した好奇心の有無も重要となってくるでしょう。話が面白い人は人との接点が多く、ざまざまな情報が入ってくる人物である場合が多く、また物事の切り口が人と違っているという特徴があります。
最終面接に近づいてくれば、30分から1時間程度の面接もあるでしょう。その時間を面接官とともに楽しむことができる人物であれば、一緒に仕事をしている姿を想像しやすいという意味で非常にポイントが高いといえるでしょう。
その6:感情のコントロールができるか(できそうか)
感情のコントロールができない、いわゆるキレやすい人は周囲の仕事の生産性に大きな悪影響を与えることがあります。たとえその人と直接関係がなくても、それを見聞きした人たちにも嫌な体験を与えてしまいます。