世界を代表するコンサルティング会社でパートナーを務めた人物も、「社会人でビジネススクールに進学した人のインターンシップはあまり意味がない」と言い切ります。オファーを出したのちに態度が変わる人が多いというのがその理由だといいます。

面接時には非常に誠実そうな応対で好感が持てる人物であったのに、いざ入社が決定すると傲慢な態度に出たり、また面接時には問題としていなかった条件を交渉しようとしてくるのだそうです。

応募者がそういう人物かどうか、面接だけではなかなか把握しきれませんが、過去の経歴を見て転職回数が多いかどうか、各職場の勤続年数が短かすぎないかという点はチェックされますし、面接官が疑問に思う点は質問される可能性があるという心づもりでいるほうが良いでしょう。

その3:チームプレーヤーであるかどうか

仕事は一人では成立しないことがほとんどでしょう。したがって、どんな職業といえどもチームプレーヤーであることが求められます。

一見すると個人で仕事をすることが多そうなクリエイティブ系の職種でさえも例外ではありません。営業から顧客のニーズを聞き出し、求められる内容に近づけるという作業が必要です。

純粋なアートであれば別ですが、商業目的のクリエイティブでは、自分勝手な作品を作るという姿勢では成立しません。そのような状況が続けば、営業から仕事がこなくなることもあるでしょう。

チームプレーヤーであるかどうかというのは、別の見方をすれば、俯瞰して仕事全体の中での自分の位置づけやその役割を理解することでもあります。そうした冷静さやバランス感覚も、同時に必要だといえるでしょう。

その4:好奇心があるか

仕事は自分の好きな内容ばかりではありません。時には、いや、もしかしたらほとんどの場合には自分が興味のない仕事ばかりかもしれません。そうしたシーンでも常に好奇心を持ち続けられる姿勢が必要です。