3.「不労所得」家計にゆとりはある?
ここからは、日頃の「暮らし向き」についての回答ごとに、不労所得により、ゆとりがある人はどのくらいいるのかをみていきます。
- 家計にゆとりがあり、まったく心配なく暮らしている・・・20.1%
- 家計にあまりゆとりはないが、それほど心配なく暮らしている・・・54.0%
- 家計にゆとりがなく、多少心配である・・・20.3%
- 家計が苦しく、非常に心配である・・・5.1%
- その他・・・0.2%
- 不明・無回答・・・0.3%
5人に1人は生活にゆとりがあるという結果になりました。一方で、少数ではあるものの家計が心配な人もいるようです。
4.「不労所得」がある人の仕事は?
次は「財産からの収入」がある人の割合を就労状況別に見ていきます。
- 自営業主・個人事業主・フリーランス・・・13.4%
- 正規の社員・職員・従業員・・・3.3%
- パート・アルバイト・・・6.7%
- 労働者派遣事業所の派遣社員・・・―
- 契約社員・嘱託社員・・・2.9%
- 会社または団体の役員・・・21.6%
- その他・・―
- 収入のある仕事はしていない・・・8.3%
多いのは、「会社または団体の役員」(21.6%)、ついで「自営業・個人事業主・フリーランス」(13.4%)となりました。
5.「不労所得月10万円」を狙える4つの方法
不労所得を得るには「資産」を動かす必要があります。つまり資産運用ですね。さまざまな運用商品がありますが、「不労所得」を目的とするなら定期的に利益を受け取れるタイプのものが適しています。
具体的には以下の4つの方法が候補としてあげられます。
- 株式:定期的な配当を得る(複数の銘柄を組み合わせることで「毎月」の配当を狙う)
- 債券:利子を得る(複数の債券を組み合わせることで「毎月」の利子を狙う)
- 投資信託:分配金を得る(毎月分配型ファンドまたは年2回決算型などのファンドを複数保有して「毎月」分配金を得る)
- 収益不動産:(アパートやマンションを購入して賃貸にだし「毎月」定期的な家賃収入を得る)
これらの資産に投資して、毎月10万円もの利子や配当、分配金、賃料収入を得るためには、ある程度まとまった資金が必要となるのは事実です。ただ、こうした資産をうまく組み合わせて運用すれば、不労所得を得る可能性があります。
6. まとめにかえて
本記事では「不労所得」がある方の割合と、不労所得の稼ぎ方を紹介させていただきました。
しかし、実際に不労所得を得ている人の割合はまだまだ多くありません。やり方はわかっていてもなかなか一歩を踏み出せない人という方もいるでしょう。
いきなり毎月10万円の不労所得を目指すのは心理的にも資金面でもハードルが高いかもしれません。もしいまの生活やセカンドライフに不安があるなら、まずは少額の不労所得を目指してみてもいいですね。
参考資料
足立 祐一