後悔3:『収納』

収納が足りない・不便といった後悔も住宅購入後に多く聞かれます。

  • 玄関収納が足りなかった
  • ウォークインクローゼットが小さかった
  • パントリーが必要・不要だった

収納の後悔は、プランニング時の収納計画が曖昧だったことが原因と考えられます。

「引っ越しを機に断捨離すれば、今より狭くなってもおさまるだろう」という安易な考えは危険です。

人数が増えるだけでなく、子どもの成長や趣味・スタイルの変化によっても必要なモノは増えるでしょう。

逆に、便利だろうと設置したパントリーが不要だったという声も。

家族のライフスタイルにより、必要な広さや設備の要否は異なります。

購入時だけでなく、将来を見据えた収納計画をたてる必要があるでしょう。

打ち合わせで後悔しないためのポイント3つ

打ち合わせは、住宅工事の着工から完成まで平均10〜15回おこなわれます。

打ち合わせ内で、家族のこだわりや要望をいかに伝えられるかが「後悔しない家づくり」を叶えるカギとなるでしょう。

この項目では、打ち合わせで後悔しないためのポイントを解説します。

出所:LIMO編集部作成

1. 理想の家のイメージを家族と共有しておく

家族とはいえ、それぞれが描く「理想の家」のイメージは違います。

  • 平家か、2階建てか
  • 外観イメージはモダンにするか、純和風にするか
  • 部屋はいくつ必要か

毎日の家事をおこなう奥さまであれば、水回りのこだわりもあるでしょう。

注文住宅は、設備や資材、壁紙の色や柄まですべてを自由に決められます。

打ち合わせでの意見の食い違いは、納得のいく計画が進まないどころか、疲弊を招いてプラン設計の妥協につながる原因に。

ハウスメーカーとの打ち合わせ前に、家族の希望をすり合わせておきましょう。

2. 打ち合わせの記録は必ずメモする

決めることが多い注文住宅では、完成後に「オーダーと違う」「イメージと違う」というトラブルが問題になることがあります。

打ち合わせ時には、立ち会った人全員で共有できるメモを残すのがベスト。

ですが、難しい場合には家族間で共有できれば、大きなトラブルを避けられるでしょう。

注意点は、録音や写真撮影は必ず許可をとること。

理由としては、打ち合わせの資料や情報に、社外秘の内容が含まれる可能性があるからです。

ハウスメーカーの営業マンと円滑な打ち合わせにするためには、メモだけでなく、気遣いも必要でしょう。

3. 疑問点や不安な箇所は早めに解決する

疑問点や不安な箇所は「思ったときに解決すること」がおすすめ。

打ち合わせは何度もおこなわれます。

「あとで確認しよう」と思ったことを放置したばかりに「イメージと違う」という後悔につながるのは悲しいですよね。

また、工事開始後に仕様の変更があると追加料金が発生する恐れもあり、最悪の場合は工事がストップすることも。

資金面やスケジュール面にも、痛手を負う可能性があることを頭に入れておきましょう。

【まとめ】後悔しない家づくりを進めよう!

注文住宅を建てることは、カタチがないゼロからのスタートです。

工事着工から住宅完成まで数多くのプロセスがあるため、打ち合わせの回数は10回以上にも及びます。

そのなかで、あなたや家族の希望をとりいれながら「オンリーワンのマイホーム」を目指すことが大切。

注文住宅購入後の後悔は、決してメーカーや工務店の責任だけではありません。

家族の要望や悩みをきちんと伝えれば、回避できることはたくさんあります。

本記事でお伝えしたように、理想の家のイメージを明確にもち、将来のライフスタイルの変化を想定したプランニングを進めましょう。

メーカーや工務店の担当者は、多くの事例を手掛けてきたプロです。

打ち合わせでは円滑なコミュニケーションを心がけ、後悔しない家づくりをしましょう。

参考資料