最近、定年退職後も働き続けるシニアの数が増えている一方、若年層の間で密かに人気を集めているのが、不労所得。
「不労所得」とは、「働かずして収入を得る」ことを指します。不労所得を得るための代表的な資産運用のひとつに「不動産による賃料収入」があります。
不動産で賃料収入を得るためには、まず不動産を手にいれなければいけません。しかし、不動産を購入するには、まとまった大きな金額を用意するか、金融機関から借り入れを行う必要があります。
成功すれば不労所得を得られるとはいえ、ややハードルが高いと感じる方は少なくないのでは。
そこで、今回は不動産投資以外にできる「月30万円の不労所得を得る方法」についてご紹介していきます。
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1. 【不労所得】公的年金があれば必要ない?
不労所得を得るためには、お金に働いてもらう=資産運用が必要です。資産運用はリスクを伴うため、抵抗感がある方も少なくないかもしれません。
「わざわざリスクを負わなくても、老後は年金があるから大丈夫」と考える方もいるでしょう。
しかし、老後に年金収入だけでゆとりある生活を送るのは厳しいという声も聞きます。今のシニアの方たちが、年金をどのくらいもらっているのかご存知でしょうか。
厚生労働省が公表している「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、国民年金・厚生年金の平均受給額は次の通りです。
1.1 国民年金の平均受給額(月額)
男性:5万9013円
女性:5万4346円
全体:5万6368円
1.2 厚生年金の平均受給額(月額)
男性:16万3380円
女性:10万4686円
全体:14万3965円
※国民年金部分を含む
全体の平均受給額は国民年金「5万6368円」、厚生年金「14万3965円」です。生活水準は個人差があるので一概には言い切れませんが、年金収入だけで十分とはいえないでしょう。
やはり、毎月、年金以外の収入源として「不労所得」があると安心ですね。
では、具体的に「不労所得」を得るにはどのような方法があるのか、見ていきましょう。