3. 【不労所得】毎月収入を得られる資産はあるのか
「不労所得」を得るタイミングは、資産運用の方法によって異なります。
例えば、毎月コツコツと積み立てる「つみたて投資」。運用益が非課税となる「つみたてNISA」を中心に、投資初心者でも始めやすい資産運用の一つとして話題です。しかし、つみたて投資は、長期的に元本を積み上げて資産を育てていくことを目的としているため、毎月「不労所得」を得ることはできません。
では、どのような資産であれば定期的な収入を得やすいのか。確認していきましょう。
3.1 【不労所得】株式の配当で毎月収入を得る
まずは、株式投資による配当です。投資する銘柄にもよりますが、配当が出る企業があります。
配当が出る期間や回数は企業によって異なるため、配当が出る月を分散することが出来れば、毎月収入が可能です。
例えば、以下のように配当月が異なる企業を組み合わせます。
ただし、配当の金額は銘柄によって異なります。企業業績によって配当が増減したり、出ない場合もある点には注意が必要です。くわえて元本も企業業績に連動して日々変動することも理解しておきましょう。
ご参考までに、株式は配当以外にも、「株主優待」を楽しむ方法もあります。金券や食品、クーポンなどを年に1~2回もらえる銘柄もありますので、配当月や配当実績(金額)と合わせて確認してみてくださいね。
3.2 【不労所得】不動産投資で毎月収入を得る
2つめが不動産投資です。購入した不動産を賃貸して、毎月決まった家賃収入を得る投資方法です。
まとまった家賃収入が期待できる一方、不動産投資を始めるためにはまとまった資金が必要です。まとまった資金がない場合には、借り入れが必要なため、資産運用としてはハードルが高いかもしれません。
まとまった資金を持っている方や借り入れに抵抗がない方であれば良いですが、慎重な判断が必要です。注意点としては、将来の価格が読みづらい点でしょう。仮に良い収益物件を手に入れても、事故や競合物件などによって、当初の想定よりも賃料を下げる必要がでてくるケースが考えられます。
賃料の引き下げは利益を圧迫するため、毎月の収入が減ってしまいます。借り入れをしている場合には、返済額が賃料を上回る可能性もあるでしょう。また、不動産は固定資産税や修繕費なども確保しておく必要があるため、初心者には難しい投資かもしれません。しかし、これらを考慮してもトータルで利益を得られるケースもありますので、不動産投資に興味がある方は、プロに相談しながら検討していきましょう。