2. 売却益を狙える旧車の条件とは?
旧車投資で売却益を狙うといっても、車種の選定は容易ではありません。
「この車種なら間違いない!」と具体的な車種をお伝えすることはできませんが、資産価値を下げないためにチェックするべきポイントは複数あります。
ここでは、旧車投資で売却益を狙うための3つのポイントを解説しましょう。
2.1 メンテナンスが行き届いている
車は時がたつにつれて、サビる、エンジンの不具合が生じる、塗装が剥げるなど、劣化していく資産です。自動車としての機能を失えば、価値が大幅に低下するでしょう。
良い状態を維持するためには、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。
旧車は「良い状態を長く保つこと」によって高い価値が生まれます。「十分に整備すること」「できる限りオリジナルの状態を保つこと」を意識しましょう。
2.2 生産台数が少ない
旧車に限らず、物の価格は需要と供給のバランスで決まります。生産台数が少なく希少性がある車種は、価値が下がりにくいといえるでしょう。
一般的な中古車市場とは異なり、旧車市場には熱狂的なファンが存在することが特徴です。市場に多く出回っていない車種は、そのような人が高値で買い取る可能性があります。
ただし、生産台数が少ない旧車のなかには、単に人気がなくて流通台数が少ないケースもあるため、車種の選定に注意が必要です。
2.3 旧車の専門店で売却する
旧車を売却する際、売却先によっては査定額が相場よりも低くなるケースがあるでしょう。
たとえば、通勤や日常で利用するために中古車を購入する人と、旧車の希少性に高い価値を見いだして購入する人では、評価のポイントが異なります。前者へ売却する場合、旧車の製造年代が古いために、相場に適した評価をしてもらえない可能性があります。
旧車を売却する際は、旧車を専門に取り扱う店舗へ売却することが大切です。
また、1社のみへ査定依頼しても、その価格が相場に適しているかどうかを判断できません。旧車の査定時は、複数社への依頼をおすすめします。