3. 家賃保証会社との契約で借主が注意すべき点

ここでは、賃貸物件を借りる際の家賃保証会社と結ぶ契約にあたり、注意すべき点について解説します。家賃保証会社を利用する場合は、注意点をしっかりと理解しておきましょう。

3.1 連帯保証人が必要になるケースもある

家賃保証会社は借主の連帯保証人としての役割をしているので、連帯保証人は必要ないケースが多いでしょう。

しかし、契約者の属性や物件、管理会社などの条件によっては、家賃保証会社の利用に加えて連帯保証人が必要となるケースもあります。そのため、連帯保証人を準備できない場合は、事前に不動産会社などに相談しておくと安心です。

3.2 保証料や更新料の金額や支払時期を確認する

家賃保証会社の利用にかかる保証料や更新料は、借主が負担するのが一般的です。具体的な金額や支払時期は家賃保証会社によって異なります。

たとえば、「初年度は月額賃料等の○%、毎年の更新料は○万円」「初年度は○万円、2年ごとの更新で更新料は○万円」「初回はかからず、月額賃料等の○%が毎月保証料としてかかる」など。保証料や更新料を請求されたときになってから「知らなかった!」と慌てないよう、契約を締結する前に必ず確認しておきましょう。

3.3 家賃を滞納しそうな場合は早めに貸主・管理会社に相談する

万が一借主が家賃を滞納した場合は家賃保証会社が立て替えますが、だからといって家賃を滞納してよいというわけではありません。

滞納した家賃は、立て替えした家賃保証会社にしっかりと支払う必要があるからです。家賃保証会社への返済が滞れば、利息が発生したり、信用情報に傷が付いてしまったりする可能性があります。

何らかの事情で家賃が支払えなくなりそうな場合は、早めに貸主や管理会社に相談してください。