2. 家賃収入を得る手順や仕組み
家賃収入を得るまでの手順は、次の3つに分かれます。
- 物件の確保
- 入居者の募集
- 家賃の入金
具体的な流れや仕組みを見ていきましょう。
2.1 物件の確保
前述の通り、賃貸経営をする物件を購入または建築します。土地の形状・エリアによって賃貸の種類や間取りに向き・不向きがあるため、慎重に検討しましょう。
物件購入費用は高額であるため、金融機関でローンを組むのが一般的です。また、不動産取得税などの税金もかかります。初めて賃貸経営に取り組むのであれば、不動産会社へ相談しながら物件選びや資金計画の立て方を検討しましょう。
2.2 入居者の募集
物件の準備が整ったら、不動産会社に賃貸仲介を依頼して入居者募集を開始します。入居者募集は自分でも行えますが、内見対応や問合せといった多くの作業が生じる点に注意しましょう。不動産会社に任せた方が募集効率も良いため、多くのオーナーは仲介依頼を選択しています。
不動産会社に依頼する際は、仲介だけでなく物件管理も含めた委託も可能です。仲介・管理を任せれば業務負担は格段に減らせるものの、その分だけ費用は膨らみます。管理手数料も含めた収支計算を行い、どの範囲まで依頼するのか判断しましょう。
2.3 家賃の入金
入居者が決まると、毎月家賃が入金されます。不動産会社に管理業務を委託している場合、管理手数料や諸経費を引いた家賃が振り込まれます。
入金された家賃の総額から、ローン返済費や修繕費などの年間経費を差し引いた金額が、最終的な収益です。家賃収入で収益が20万円を超えると、“不動産所得”として確定申告が必須になります。会社に年末調整を任せている会社員も同様ですので、注意しましょう。