副収入や老後の資産形成の方法として、「家賃収入を得たい」と考える人は珍しくありません。
家賃収入を得るには不動産投資が必要であり、初期投資および運用費がかかります。
家賃収入を得たいのであれば、まずは収益が発生するまでの手順や具体的な収支内訳を把握しましょう。
安定して家賃収入を得るためのポイントも解説しますので、ぜひご活用ください。
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1. 家賃収入は不動産投資の一種
家賃収入は不動産投資の1つであり、賃貸経営している物件の入居者から家賃を受け取ります。一般的な賃貸の種類は、アパート・マンション・一戸建て・シェアハウスなどです。
賃貸物件を得るには、当然ながら土地と建物が必要です。土地を所有していない場合、“土地を取得して建物を建設”あるいは“すでに建物がある土地を取得”します。取得のための費用はもちろん、修繕やクリーニングを行うケースも多く、初期投資ゼロで賃貸経営を始められる人は少ないでしょう。
さらに、初期費用に加えて管理費もかかります。そのため、入居者からの家賃がそのまま手取り収入になるわけではありません。税金や物件のローン・管理費を差し引いた金額が収益になります。
2. 家賃収入を得る手順や仕組み
家賃収入を得るまでの手順は、次の3つに分かれます。
- 物件の確保
- 入居者の募集
- 家賃の入金
具体的な流れや仕組みを見ていきましょう。
2.1 物件の確保
前述の通り、賃貸経営をする物件を購入または建築します。土地の形状・エリアによって賃貸の種類や間取りに向き・不向きがあるため、慎重に検討しましょう。
物件購入費用は高額であるため、金融機関でローンを組むのが一般的です。また、不動産取得税などの税金もかかります。初めて賃貸経営に取り組むのであれば、不動産会社へ相談しながら物件選びや資金計画の立て方を検討しましょう。
2.2 入居者の募集
物件の準備が整ったら、不動産会社に賃貸仲介を依頼して入居者募集を開始します。入居者募集は自分でも行えますが、内見対応や問合せといった多くの作業が生じる点に注意しましょう。不動産会社に任せた方が募集効率も良いため、多くのオーナーは仲介依頼を選択しています。
不動産会社に依頼する際は、仲介だけでなく物件管理も含めた委託も可能です。仲介・管理を任せれば業務負担は格段に減らせるものの、その分だけ費用は膨らみます。管理手数料も含めた収支計算を行い、どの範囲まで依頼するのか判断しましょう。
2.3 家賃の入金
入居者が決まると、毎月家賃が入金されます。不動産会社に管理業務を委託している場合、管理手数料や諸経費を引いた家賃が振り込まれます。
入金された家賃の総額から、ローン返済費や修繕費などの年間経費を差し引いた金額が、最終的な収益です。家賃収入で収益が20万円を超えると、“不動産所得”として確定申告が必須になります。会社に年末調整を任せている会社員も同様ですので、注意しましょう。
3. 賃貸経営の収支内訳
賃貸経営を始める際は、年間の収支を把握しておくことが重要です。賃貸物件を取得してから「こんなに経費がかかるとは思わなかった」と慌てないよう、“支出”と“収入”ごとに確認しましょう。
3.1 支出の内訳
賃貸経営における主な支出は、以下の通りです。
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これらの支出は、確定申告時に経費計上できます。節税になるので、各種支出は必ず記録しましょう。
3.2 収入の内訳
賃貸経営における主な収入は、次の一覧表をご覧ください。
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賃貸収入の大部分を占めるのは、家賃です。支出を差し引いてマイナスとならないよう、収支バランスを考えた家賃設定が求められます。
4. 安定した家賃収入を得るには?4つのポイント
安定した家賃収入を得るためには、どのような点に気をつけたらよいのでしょうか。4つのポイントを紹介しますので、参考にしてみてください。
4.1 キャッシュフローも考慮して物件を選ぶ
物件を選ぶ際は、キャッシュフローも考慮して検討しましょう。賃貸経営におけるキャッシュフローとは、経営に関するお金の流れを明らかにした上で、最終的に手元に残るお金です。
物件を選ぶ段階でキャッシュフローをシミュレーションすることで、収支が赤字になるリスクを低減できます。立地や設備だけでなく、“無理のない収支計画を立てられるか”といった観点からも物件を探してみてください。
4.2 空室・家賃滞納対策の実施
空室期間は、その部屋の収入が一切生じません。空室期間が長引くほど収支が赤字に転じるリスクが高まるため、敷金や礼金を安くするなどの空室対策が必要です。
また、家賃滞納も空室と同じで無収入になる上、入居者がいるために新規募集もできません。空室よりも避けるべき事態といえるので、入居審査は慎重に行いましょう。家賃滞納時の対策として、保証人代行サービスを利用する手段もあります。
4.3 行き届いた物件管理
物件の価値を下げないよう、行き届いた物件管理が大切です。劣化が激しい物件は入居希望者が集まりにくくなり、家賃を下げざるを得ない事態になるかもしれません。入居者が快適に住める環境づくりは、空室リスクの抑制にもつながります。
共用部の清掃・修繕だけでなく、迅速なトラブル対応も必要です。たとえば、住民同士の騒音トラブルを放置すると、入居者の定着率が下がって空室期間が頻発する恐れがあります。必要に応じて管理業務を委託すれば、オーナーの負担を増やさず適切に物件を管理できるでしょう。
4.4 経営知識を学ぶ
物件の管理面だけでなく、経営の知識も大事です。賃貸経営開始前に綿密な収支計画を立てても、計画通りに進むとは限りません。災害による大規模修繕といった不測の事態が起きても、キャッシュフローを立て直せる手腕が求められます。
オーナー自身の経営知識に加え、不動産会社などの相談できるパートナー探しも大切です。
効果的な収支改善策を提案してくれる専門家と信頼関係を築き、万一の事態に備えましょう。
5. まとめ
家賃収入を得るためには、物件の確保・入居者の募集・家賃の入金の3段階が必要です。
ただし、家賃収入がそのまま利益になるわけではなく、業務委託料や税金などの各種経費が生じます。
赤字化を避けるため、あらかじめ賃貸経営における収支内訳を把握しておきましょう。
賃貸経営を始めたら、家賃収入が途絶えないよう空室対策が大切です。
※この記事はLIFULL HOME'S 不動産投資コラムより提供を受けたものです。
参考文献
LIFULL HOME'S 不動産投資編集部
