【年金エイジ】65歳以上・無職世帯の年金額と貯蓄額は？毎月いくら貯蓄を取り崩している？ 国民年金と厚生年金で大きな差

2. 65歳以上「働き続ける人」は増加

内閣府の「令和4年版高齢者社会白書（全体版）」によると、60歳代の就職率を2011年と2021年で比較すると、以下のようになっています。

2.1 60～64歳

2011年：57.1％→2021年：71.5％

2.2 65～69歳

2011年：36.2％→2021年：50.3％

上記のグラフからは、この10年間で60歳代の就業率が増加していることがわかります。

2021年時点で、60歳代前半の71.5%が仕事を持っています。高齢者が働いている姿を見かける機会も増えたように感じませんか。

高齢者の方が仕事を続ける理由には、「スキルや知識を生かしたい」「社会との接点を持ち続けたい」「老後資金を少しでも増やしたい」など、人それぞれです。

なかには仕事を続けないと生活できない方もいます。

では、次に65歳以上の世帯は、どの程度の年金を受け取り、どの程度の資産を持っているのかを見ていきましょう。