高市政権、給付付き税額控除「現金給付+税額控除」の実現に向けて「2年間の食料品0%」を先行導入、異例の2段階シナリオが始動
2026年4月27日予算委員会で「食料品消費税0%」をあらためて明言
Andy.LIU/shutterstock.com
現在、日本には生活保護や児童手当、雇用保険といった、国民の生活を支える多種多様な給付制度が存在します。
これらは困窮者支援や子育て支援など、それぞれの目的に応じて社会保障の重要な柱となってきました。
しかし、既存の制度には「窓口がバラバラで手続きが煩雑」「所得把握の精度に課題がある」「支援の境目で受給額が急減する(崖の問題)」といった構造的な課題が指摘されています。
そこで、税制と社会保障を一体化し、より公平で効率的な再分配を目指す切り札として検討されているのが「給付付き税額控除」です。
2026年4月27日の予算委員会では、高市総理がこの本命制度の実現を見据えつつ、導入までの「つなぎ」として「食料品消費税0%」を2年間限定で実施する方針を改めて強調しました。
本記事では、将来的な「給付付き税額控除」の仕組みと、先行して議論されている消費税ゼロ対策の現状を解説します。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
15年以上にわたり金融機関に在籍し、現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。表彰歴多数。現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて企画・執筆・編集・監修を幅広く担当。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、年金制度の仕組み、社会保障、NISAや住宅ローン、相続まで分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数獲得。【2026年6月29日更新】