女性が「年収の壁」を意識するメリットとデメリット
前述の調査によると、「年収の壁」を意識せずに働く人の割合が多いものの、3割程度の人たちが「年収の壁」を意識し、就業調整をしながら働いています。
ここでは、女性が「年収の壁」を意識するメリットとデメリットについて解説していきます。
女性が「年収の壁」を意識するメリット
女性が「年収の壁」を意識して働くメリットは就労時間を増やしたにもかかわらず、税金の支払いなどにより手元に残るお金が減ってしまうという事態を避けられることにあります。
家計のためにパートに出る時間を増やしてみたものの、各種保険料の支払いの発生や扶養控除の適用外となり、収入が減ってしまうのは避けたい方もいるでしょう。
「年収の壁」をきちんと把握することで、家計にとってもっともお得に働くことができます。
女性が「年収の壁」を意識するデメリット
女性が「年収の壁」を意識すると、就業時間の調整が必要になるため以下のようなデメリットが生じることもあります。
- 一定額以上稼げなくなる
- 職場でのチャンスを逃してしまう
「年収の壁」を意識して働く場合、定めた金額以上稼げなくなるため、家計の支出に応じてパート収入を著しく増やすことはできません。
また、パートで働く従業員にもリーダーなどを任せている企業もあります。
ただし、「年収の壁」を理由に働く時間を調整している従業員には、重要なポジションを任せることは勤務時間の関係から難しい場合が多いでしょう。
「パート先でリーダーを目指したい」「〇〇を担当してみたい」という思いがある方は、状況に応じてある程度対応できる姿勢を見せることも大切です。