株式を買う際、配当や優待だけでなく、気になるのが「株価の変動」でしょう。
配当や優待を受けとっていても、株価の変動は社会情勢や企業業績などによって時に大きく動き、リターンに影響を与えるもの。
株式投資において、「株価の値上がり・値下がり」は見逃せない要因です。
今回は商船三井(9104)について、配当金や株主優待、株価もあわせた「1年前に100株を買った人の本当のリターン」を確認します。
【関連記事】日本郵船の株(9101)「1年前に買った人」のトータル・リターンはいくらか【株主優待・配当金・株価】(2023年4月第1週)
1. 商船三井の配当金のリターンはいくらか
商船三井の株式を1年前に買い、持ち続けたとすると、「2023年3月期の中間配当と2023年3月期の期末配当」の計2回を受け取ることができます。
なお、配当基準日を迎えた時点でリターンが確定したとします。
今回の検証では、以下のような想定となります。
- 株式の取得日:2022年4月5日
- 株式の取得価格:3240円(取得日の終値)
- 2023年3月期・中間配当:300円
- 2023年3月期・期末配当(会社予想):260円
- 100株ベースの配当金のリターン:5万6000円
それでは次に、株主優待のリターンを計算していきます。