50~70歳代「おひとりさま」の貯蓄の平均と中央値は?
次に50~70歳代の単身世帯の貯蓄額を確認しましょう。
50歳代「おひとりさま」の貯蓄の平均・中央値
同調査によると、50歳代単身世帯の平均値は1048万円です。
平均値は1048万円ですが、中央値53万円と1000万円近い開きが生じます。
貯蓄ゼロは約10人に4人、約半数は100万円未満ですが、一方で3000万円以上の人が約10%います。
50歳代は現役世代の中で最も収入が上がる方も多いでしょう。しかし個人差があるため、貯蓄が難しい方もいると考えられます。
60歳代「おひとりさま」の貯蓄の平均・中央値
同調査によると、60歳代単身世帯の平均値は1388万円です。
3000万円以上の貯蓄がある人が2割近くいます。
一方で中央値は300万円、貯蓄ゼロの人が28.5%います。
60歳代で退職を迎え、退職金を受け取る人も多いでしょう。
しかし、勤務先によっては退職金の有無や多寡に差があり、それが貯蓄額に影響を及ぼしている可能性があります。
70歳代「おひとりさま」の貯蓄の平均・中央値
同調査によると、70歳代単身世帯の平均値は1433万円です。
平均値は1433万円で、中央値は485万円と全世代で最高となりました。
世代的なものや若い頃からの貯蓄に退職金、また相続資産なども考えられるでしょう。
しかし、28.3%、つまり約3.5人に1人は貯蓄ゼロです。