新年度がはじまり、新たな生活のスタートに胸を踊らせる方も多いでしょう。

一方で、ハウス食品グループ本社株式会社は、家庭用香辛料349品目を7月1日納品分から平均13.3%値上げすると公表しました(2023年3月28日公表)。今年度に入っても、食品などの値上げは続いています。

また少子高齢化を背景に、家計や貯蓄、年金に不安を抱える方は増えているでしょう。

新生活に向けた資産形成を考えるためにも、自分の年代の平均的な貯蓄を知ることは大切です。

今回は、おひとりさまの20歳代から70歳代までの貯蓄額を見ていきます。

20~40歳代「おひとりさま」貯蓄の平均と中央値は?

まずは20~40歳代の単身世帯の貯蓄額について確認しましょう。

20歳代「おひとりさま」の貯蓄の平均・中央値

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」によると、20歳代単身世帯の平均値は176万円、より実態に近い中央値は20万円です。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)各種分類別データ」をもとにLIMO編集部作成

就職間もなく、給与が低い20歳代では、貯蓄額が少ないようです。

30歳代「おひとりさま」の貯蓄の平均・中央値

同調査によると、30歳代単身世帯の平均値は494万円、中央値は75万円です。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)各種分類別データ」をもとにLIMO編集部作成

平均値は20代より300万円以上増えていますが、中央値は75万円と大幅な増加はしていないようです。

1000万円以上の貯金がある人が14%程度存在し、30歳代から経済格差があらわれはじめていると言えるでしょう。

40歳代「おひとりさま」の貯蓄の平均・中央値

同調査によると、40歳代単身世帯の平均値は657万円です。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)各種分類別データ」をもとにLIMO編集部作成

平均値が657万円を超える一方で、中央値は53万円と100万円を割っています。

約半数の世帯は貯蓄100万円以下ですが、約2割の世帯は1000万円以上を貯金できています。

会社などでは中堅からベテランの時期であり、役職や勤務先によって、また雇用形態によっても経済格差が生じやすい時期と言えます。