【任天堂の株価(7974)】減配予想も投資家の売り材料か
任天堂は2022年10月に株式分割を行っているため、1株当たりの配当水準も大きく変わっています。2023年3月の配当が分割後はじめてとなるため、この配当水準には注目が集まっていたでしょう。
そのような中、2023年度第2四半期時点での配当は1株当たり109円だったところ、第3四半期の決算発表では96円に引き下げる見通しを発表しました。
そもそも前年の期末配当は1410円で、2022年10月に1株を10株とする株式分割を行なったことをふまえると、前年の配当の10分の1にあたる141円が、株価の分割を加味すると前年と同程度の配当水準となります。
すなわち、2023年3月期第二四半期時点の配当予想である109円は、すでに前年度比で実質的な減配とみることができます。
その中で第3四半期には更に配当予想を引き下げたことが、株価のさらなる下落要因になったと考えられるでしょう。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有し、支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じて個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事し、個人のお金の悩みを解決してきた。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』編集長。厚生労働省や金融庁など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆中。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも副編集長として記事を執筆している。3児のひとり親で中学・高校社会科(公民)教員免許保有。趣味は音楽鑑賞と読書(2026年6月26日更新)