5. 年収400万円世帯が今からやるべきこと
給与アップが期待できない今の時代、副業を認めている企業も増えてきました。しかし、本業と副業の両立は、身体的・心理的にも負担がかかるでしょう。
ご自身が働く時間を増やす代わりに、お金に働いてもらう「資産運用」という方法もあります。株式投資や投資信託をはじめ、運用利益が非課税となるNISAや、掛金が全額所得控除となるiDeCoなど税制面で優遇された運用商品もあります。
月々数千円からこつこつと積み立てていくことも可能ですので、資産を増やすことを検討してみてはいかがでしょうか。
6. 家計を見直して支出を抑えることも大切
収入アップや、資産運用など増やすことを意識するほかに、支出を抑えることも大切です。
毎月、自動引き落としになっている保険料やスマホ代など、見直してみると意外と月々の支払額を減らせるケースもあります。解約し忘れていたサブスクや、利用しているサービスの必要性があまり高くないことに気づくこともあるでしょう。
その分を貯蓄にまわしたり、資産運用の資金源にしてもいですね。しばらく家計の収支と向き合っていなかったという方は、ぜひこの機会に見直してみてください。
参考資料
- IMF(国際通貨基金)「世界のGDP」
- OECD(経済協力開発機構)「平均賃金」
- OECD(経済協力開発機構)「平均賃金(Total, US dollars, 1991 – 2021)」
- 国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」
鶴田 綾