年収600万円台世帯のお金事情「貯蓄編」

総務省の「家計調査報告(貯蓄・負債編)2021年(令和3年)(二人以上の世帯)」による、「年収600万円台」の勤労世帯における貯蓄額とその内訳を確認してみましょう。

年収600万~650万円世帯【貯蓄額】

  • 平均年収:621万円
  • 平均貯蓄額:1119万円

《貯蓄額の内訳》

  • 通貨性預貯金:421万円
  • 定期性預貯金:299万円
  • 生命保険など:245万円
  • 有価証券:124万円
  • 金融機関外:30万円

平均年収が621万円の平均貯蓄額は、平均年収の約1.8倍となる1119万円。そのうち720万円(約64%)が流動性の高い預貯金です。

年収650~700万円世帯【貯蓄額】

  • 平均年収:672万円
  • 平均貯蓄額:1128万円

《貯蓄額の内訳》

  • 通貨性預貯金:455万円
  • 定期性預貯金:310万円
  • 生命保険など:224万円
  • 有価証券:112万円
  • 金融機関外:28万円

平均年収が672万円の平均貯蓄額は、平均年収の約1.7倍となる1128万円。貯蓄額の割合は、先述の年収600万円台前半の結果とほぼ同じです。貯蓄額の内訳をみると、流動性の高い預貯金が、765万円(約68%)と、約4ポイント多くなりました。